母は黙ってうなずきました。

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今日、M病院から家族で集まってほしいと言われました。

先生の話しを聞く前に、
私と相棒は
父の急に細くなった足をさすったりしていました。

父が足の爪が伸びたので切ってほしいというので、
父の足を椅子にのせて爪切りをしました。

思えば父の足の爪を切るのははじめてでした。
爪は脆く、なんだか心もとない感じがしました。

父の病室をF先生も訪ねてくれました。
父は利尿剤を減らしてほしいと訴えています。

毎日11回もトイレに通うのは辛いので、
もう十分足のむくみもとれた事だし、
利尿剤が減れば、トイレの回数も減ると思っての事です。

今の父の主治医はA先生なので、
「相談しておきますね」と快く引き受けてくださいました。

父の顔に笑顔が戻ってきています。
痛みが取れて、点滴生活にも
我慢できるようになったのでしょうか。

何よりも、ナースコールひとつで
看護師の方が来てくださり、
優しく接してくださる事に
安心感があるのだと思います。

良かった。

このM病院には毎回お世話になり、
救っていただいています。
感謝です。

その後、主治医のA先生からお話を伺いました。
父も同席したいときっぱり言うので、
では…ということになりました。

そこで告げられたのは父は胃ガンになっていて、
胃の出口が1センチにも満たなくなっていて、
放っておくと出口が閉じてしまう
かもしれないという事でした。

手術と、放射線治療を積極的に
行うことも考えられるそうですが、
父の今の体力では難しく、
合併症を発症すればかえって
寿命を縮めてしまうかもしれない
という事でした。

父は延命治療はしなくていいです。と
言います。

本当に辛い告知でした。
胸が締め付けられます。

けれど、永遠の命が無い以上、
これは誰もが通らなければならない道だとも思います。

覚悟はできていると思っていた私ですが、
世界が真っ暗になった気がしました。

せっかくあんなに辛い骨折から、
長いリハビリを経て元気になったと思ったのに。

暖かくなったこれから、
いろんな所へ父と一緒に出かけてみようと
思っていた矢先の告知に
悲しみが込み上げてきて、
みぞおちが苦しくなるのを実感しました。

残念で残念でなりません。

という事で、積極的な治療を諦め、
胃の出口の穴をとりあえず広げて、
おかゆや流動食を食べられるようにしよう
ということになりました。

そうすればせめて短期間でも退院して
我が家で母と過ごす事も出来ます。

もちろん私たちの付き添いは必須となりますが。

その後、緩和ケアの事も伺い、
早めに予約を入れた方がいいと薦められました。
M病院にそうした病棟がある事は
とてもラッキーな事のようです。



言われるまま予約の書類を受け取って、
母の元へ食事を届けに行きました。

母にどう説明すればいいか、
私には全く自信がなかったので、
とりあえず、上手くすればあと
3週間ほどで
帰宅できるかもしれないと伝えました。

けれど何が起こるかは分からないので、
覚悟だけはしておいてほしいと
伝えるだけにしました。

母は黙ってうなづきました。




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