父は怒り、母は嘆き。

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氷を入れた保温ポットを手に、父の病室に行こうとすると、
廊下の壁に車椅子をぶつけて
身動きできない人がいる事を遠目に発見。

父でした。

自分で車椅子に慣れる練習をしていたそうです。
妙にいい子になっている?

シャワーを浴びて気持ちよかった事。
リハビリで昨日の倍は捕まり歩きできた事。
嬉しそうに語る父でした。

しかし、聞くところに寄れば、
当初はシャワーを浴びたくないと、大騒ぎし、
リハビリをしたくないと猛然と拒否したそうです。
どうやら看護師のSさんと
リハビリ担当のF先生を相当困らせた様子。
ふたりとも、よくあることですから。と
優しい反応をしてくださいましたが、
申し訳ない気もちでいっぱいです。

不安と焦りのあまり、父は
どうやら八つ当たりをしてしまったようです。
気持ちは分かるけど、困る!

その後、糖尿の専門医の先生が見えて、
数値が芳しくないので、
今日からインシュリン注射を始めるという事。
合併症の可能性があるので、病棟にいる間だけでも…。

そうなんだ。糖尿病の合併症というのもあるんだ。
ショックでした。


仕事があるので、先に帰ると、
夜7時頃、母から電話が。

お父さんの言っている事が聞き取れない。
何を頼まれているのか分からない。
しまいには、大声で「出て行け〜」と言われたので、出てきた。
というではないですか。

人は不安や恐怖を感じたときに、怒るものだと
友人が言った言葉を思い出します。
父もまた、慣れない環境でのストレスと、
母とコミュニケーションできない不安と恐怖を
感じたのかもしれません。

それにしてもちょっと強権的すぎます。
おびえた母を救わなければ…。

急遽、仕事を後回しにして
相棒と車で病院まで母を迎えに行き、
3人で夕食をとりました。

母は日に日に自分の力がなくなっている事を実感し、
先のことを嘆き、悩み…。
一回り小さくなった気がしました。
それでも、解決策もみつからず、
お父さんが可哀想。を繰り返すだけでした。
そして、明日も怒鳴られるに決まっている病院に
行くと言います。

何もできないのに、ただ可哀想と寄り添う事が、長年の
母の役目だった年月が忍ばれました。

二人とも、不安で、不安で、不安で、不安で…そのあまり、
父は怒り、母は嘆き。その繰り返しです。

仕事に山場を迎えている私と、
これから山場に入る予定の相棒は、
ただ途方に暮れるばかりでした。

妹にその事を知らせると、
糖尿かぁ。食べる楽しみが無くなっちゃうね。
病院でわがまま言うなんて、困った父さんだね。

人ごとのように語る妹に驚きましたが、
かえってその方がいいと思ってのことなのかもしれません。

そうそう、相棒のお母さんは余命1−3ヶ月だそう。
義姉から連絡がありました。
意識がはっきりしないので、
見舞わなくていいと言ってくれたそうですが、
相棒は落ち込んでいます。

悲しみの連鎖が止まりません。


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