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ひとつクリアかな?

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朝、M病院に連絡をしたところ、高齢である事、
やはり手術ができないかもしれない事。
それらがネックとなり受け入れはすんなりとはいきません。
それでも、粘り強く丁寧にお願いして、
最終的にOKが出たのは夕方でした。
実はM病院は4年前に父の心臓に
ペースメーカーを入れてくださった先生が居る病院でした。
おそらく父は心臓の事も考えていたのでしょう。

父に転院できる事を伝えると明らかにほっとした顔をのぞかせました。
「あと少しの辛抱だな。」と入れ歯の無いしょぼんだ口を
モゴモゴさせて微笑んだのです。

ひとつクリアかな? 

でも、それから病院搬送用の車の手配に気づいたのです。
ネットで調べ、何件にも連絡をし、
ようやく明日の朝9時の予約ができました。
傍らの母はおろおろしながらも少し安堵した顔をのぞかせました。

実は気丈にしている母も肺非結核性抗酸菌症という病に
冒されていて、このところ急激に悪化したと打ち明けられました。
この病は完治が難しいことで有名で、
西洋医療では薬がききにくく、
病と共存しながら生きるほか無いという事です。
私は、ずっと、父が希望したM病院で見ていただいているとばかり
思っていて、安心していたのですが、
薬の副作用に絶えられず、勝手に服用をやめていたと知りました。
先週の健康診断で、悪化を知ったという事でした。

家に帰って、深夜思い立って、たとえ使わなくてもいいからと、
父のためにベッドでの大便用のハンディな
差し込み便器をネットで注文しました。
フランスベッドの医療宅配便でみつけることができました。
これで、私が排便に付き合うことができたなら、
少しは父の人間としての尊厳を保つことができるかもしれない…。


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