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手術、長い一日。

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父の手術は朝の8時半からなので、
相棒が一足先に行って手術が終わるのを待つ
と言ってくれたので、お願いしました。
誰かが立ち会っていないと、
なにかあった時に連絡が取れないと思って。

母はクタクタな上、気もちまで弱くなっています。

妹は支援センターでの手続きのため、
午前中もろもろ調べてくれています。

私が10時に到着した時に、相棒に電話が入り
相棒の母も病院に担ぎ込まれたと知りました。
「保証人が必要なので,保土ヶ谷の病院へすぐ向かってくれ」と、
相棒の姉からの連絡でした。
姉は名古屋から駆けつける途中でした。
重なる時には重なるものです。

一気に元気を失った相棒は
それでも明るさを装っていましたが、
かなり混乱しているようでした。

相棒が保土ヶ谷に向かう直前に、
父の手術は無事に終わりました。

が、麻酔の切れぬ中、父は急に大きな声で
「ここはどこだ」と訳の分からぬことを言いはじめたのです。
自分のいる場所が分からなくなってしまったようです。
私を認識しているかさえ分かりません。

認知症になってしまうこともあると聞いていたので、
かなり焦りました。
が、少しずつ麻酔が切れるにつれ意識が戻りはじめ、
どうやら自分が酸素マスクをしている事に気づき、
以前,心筋梗塞の時に担ぎ込まれた
集中治療室に居るのではないか、と思って
「ここはどこだ」と言っていたそうです。

今のところではあっても
完全に認知症になってしまったわけではなさそうでした。

明日は妹が病院のソーシャルワーカーの方と
相談をしてくれることになりました。
妹は口うるさいだけだと思った事もありましたが(笑)
案外頼りになります。ありがとう。
そして相棒にも感謝です。

長い一日。
96歳という高齢での全身麻酔。
ペースメーカのメーカーさんまでが立ち会ってくださったそうですが、
様々なリスクは相当なものだと思います。
父は明らかに弱っていて、もうろうとした意識の中で、
時にしっかりと、時に曖昧な言葉をモゴモゴと語るだけでした。

父の生命力に賭けた手術。
手術は成功したと言っても、果たして回復はできるのだろうか。
手術をしないまま寝たきりでも穏やかな日々を送れたら
それで良かったのではないか。
身体はつなぎ止めたとしても、心を失ってしまったら…
気もちは揺れ動くばかりです。


相棒のお母さんは意識が戻って
ひとまず落ち着いたそうです。
でも、駆けつけた彼を
お母さんは分かったか分からないかは
分からなかったそうです。


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