もっとタフに、もっと鈍に。

青空が広がった気持ちのいい朝。

相棒が
「父を病室から連れ出して太陽にあててあげたい」
と言ってくれました。

私は今日一日中、仕事で動けないので
お願いすることにしました。

相棒の優しさが身に染みます。

後で話を聞くと、
父はまぶしそうに空を見上げていたそうです。

外に出ることを介護師さんから、
ダメだと言われたそうですが、
相棒は、それなら病院内を散歩してきますと言って
勝手に出てしまったそうです。

というわけで、病院の前の歩道までしか
出ていないということでしたが、
それでも気分は変わるし、骨にも良いので、
父にとっては貴重な時間になったと思います。

紫外線を嫌う美白の時代でも、
やはり太陽の力は絶大ですから。

何を話したかを聞くと、
まあ、男同士の話だから…とはぐらかされてしまいました。

でも、父が素直に車椅子を押してもらって
外に出たということは、
たぶん、喜んでいたのでしょう。



おかげで私は少し仕事がはかどり、
心が落ち着きました。

このところずっと、
仕事をしていると父の細かなことが気になり、
父の見舞いに行くと、母のことが気になり、
母の所にいると、仕事が進まないことが気になって、
結局どれも中途半端になっていました。

落ち着かないので、ついいろんなことに
過敏になっていたのかもしれません。

父の無気力を嘆くより、
自分の無力さを嘆くべきでした。


かつて指揮者の小沢征爾さんが、
目的を遂げられる人には
「運」「鈍」「根」が必要なのだというようなことを
どこかに書かれていたことを思い出します。(うる覚えですが)

運があって、根性があるだけではダメで、
鈍感なことが大切なのだとか。



私、もっとタフにならなくては。
そして、もっと鈍にならなくては。





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