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意識混濁の中、怒鳴る父が。

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今日は朝から妹が見舞ってくれる事になったので、
たまった仕事を片付けておかなくてはと思って、
パソコンに向かっていました。

夕方母から電話があり、
「お父さんが私をぶって、大声で怒鳴り散らしている。
もう手が付けられない。どうしよう。今から来て!」

えぇっ!!

妹に朝の様子を聞いたところによれば、
それらしい症状は朝からあったと言います。

急いで支度をして駆けつけると、父は車いすに座って食事中。
母が差し出すスプーンに大きな口をあけて、
まるで赤ちゃんのようでした。

母と変わった私をようやく認識したのもつかの間、
意識が混濁し、静かになり、
次第になにも分からなくなってしまいました。

母はショックで青ざめています。
これではせっかく手術をしたのに、
父も母もあまりに可哀想です。

そんな時に看護師の方がやってきて、
この症状は「せん妄」といって、全身麻酔の後に
よく現れる症状で、一過性のものであると説明してくれました。
とはいえ父は96歳。このままの可能性も無くはないとの事でした。

父は昨日発売の雑誌「漢字難問太郎」を




楽しみにするほど頭が鮮明だったのに。
階段を上れるようにステッパーで
足を鍛えもしていたのに。
あまりに可哀想で…。

相棒が肩をさすると、
気持ち良さそうな顔をするので(気のせいかな)続けていると
車椅子にすわったまま眠ってしまいました。

母は疲れ果て、次第に眠っていく父の頭をさすりながら、
「明日、また来るからね。」

母と一緒に実家に帰り、コンビニで買った夕食をとりましたが、
母も私もほとんど食べられませんでした。

これからもしかしたら、
全身麻酔の後遺症との戦いが始まるのかもしれない。
父は今までの人格を失ってしまうかもしれない。
そう思っただけで、目の前が真っ暗になります。

月がきれいな夜。
空はあんなにも明るいのに。

気づくとラインが入っていて、私の一番上の姪が、
多分、せん妄という症状だから、大丈夫だと調べてくれていました。
本当にありがたい、心優しい姪です。


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