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18㎡の我が家。

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買い物の後に、
父の外出届をだすために、M老健に行きました。
午後の2時半過ぎでした。

父の様子を見に行くと、
な、なんと、父は入所されている皆さんと一緒に
歌をうたっているではありませんか!

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びっくりです。

団体生活が苦手な父が
配られた歌の歌詞を見ながら、
みなさんと声を合わせて歌っている?
私には驚きでしかありません。

しかも別段、嫌々そうでもなく、
もちろん遠くからなので、
声が出ていたかは分かりませんでしたが、
小さく口元が動いているのは確認できました。
歌う父の姿は、見た事の無い光景でした。

もしかしたら、私は父のことを
誤解していたのかもしれません。

父は歌が好きだったのか?

おそらくそれは違うのだと思います。

父は自分の気もちをなんとか調整しながら
与えられた環境の中で、規則を守るために
ありったけの協調性を発揮して頑張っている。
そう考えた方が合点がいくというものです。(笑)


その後、部屋に入ると、
父は少しだけしかない私物を、
引き出しやクローゼットにきちんと
整理していて、
つけっぱなしのテレビの前には
読みかけの雑誌が置かれていました。

パジャマ姿から私服に着替えていた父は
すっかり病人の気配を消していました。

不満を言うこともなく、
「ここは、のんびりしていていいんだ。
病院では、朝から次々いろんな人がやってきて、
ああだこうだと忙しかったんだ」
と、ポジティブ発言。

時間が分断されると、なかなか思うように
やりたいこともできないもの。
看護師さんの体温や血圧のチェックや、
6人部屋ゆえの小さな気遣いは
父にとって辛いことだったのでしょう。

のんびり。という父の言葉が印象的でした。
「退屈」と「のんびり」ははたから見れば
似ているようでも、全く違うことなのだと思います。

どうやら気に入っているようです。ホッ。

「今日は、自分でリハビリしようと思って、
部屋の中を杖で歩いていたら、やっぱり
まだ車椅子に座っていてくれと言われてしまった」
と父。

そうなんだ。
私としては少しでも速く
リハビリの効果をと期待してしまいますが、
96歳なんだから
「のんびり」でもいいと改めて思いました。

その後、母がやってきました。

18㎡小さな部屋に、
我が家の雰囲気が漂うようでした。


そうそう、父に頼まれて買った
杖をかけるのに使う便利グッズをご紹介します。
父は老健に入所なさっている方が使っているのを見たそうです。


クリックしていただけるとAmazonに飛びます。

こんな風に使う物です。

nn.jpg

持つと自動的に閉じます。

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シンプルで、軽くて、邪魔にならない。
なかなかの優れものです。




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