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語りぐさを作るくらいになろうよ。

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父はM老健への通所リハビリに
率先して出かけています。

当初は「週2回は多すぎる」とか
「訪問リハビリはしてもらえないのか」とか
いろいろ苦言を呈していましたが、
一度覚悟を決めてしまうと
引き受けられるところが父のいいところです。

私は父に
社会性を持つことは大切なことで、
M老健へ通うことは、
外の人と接する
社会性そのものなのだと言って説得しました。

さらに父はM老健で、
今や最も元気な高齢者なので、
その元気とやる気をみんなに見せることも
社会貢献になるのだとも言いました。

また、96歳の父の姿を見て、
諦めずに頑張ろうと思う人もいるかもしれないし、
M老健に働く人たちにとっても
いい見本になってあげなくてはね。

最後には
いずれにしても、96歳でも
こんなに元気になった人もいた。
という語りぐさを作るくらいになろうよ
とも言ってみました。

すべては私が常々考えていたことで、
説得のために用意したわけではありません。

人は受け取るばかりではなく、
出来る事は違っても、別の形で
何かを手渡す事が出来ると思うのです。

それが人と人との
コミュニケーションなのだと思います。



父はそれを聞いて、納得したのかどうかは
分かりませんが、
ひとまず機嫌良く通ってくれています。

母に聞けば、迎えに来てもらう時間には、
自分で前の日に用意した服を着て、
準備を万端にして待っているそう。

マンションの部屋の玄関まで
車いすを用意して迎えに来て下さる方々も
とてもいい方ばかりで、
父も安心して出かけていくと言うことです。

本当に良かった。

当初は老健に週2回も通わせることに
心配のあまり
緩やかな反対をしていたこともあった母ですが、
今ではかえって父のいない時間を
自由に使えるのでありがたいと言います。

少しずついい方に進んでいるようにも
思えます。

そう思えるだけで嬉しいです。



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